介護ー能登半島地震被災の高齢者、北九州の介護業者受け入れへー

能登半島地震被災の高齢者、北九州の介護業者受け入れへ
  さわやか倶楽部  福岡県内で介護施設を運営している「さわやか倶楽部」(本社・北九州市小倉北区、内山文治社長)が、能登半島地震で被災した高齢者の受け入れを。要介護認定者を優先し、運営する27施設のうち、空室のある介護付き有料老人ホームなどで20人まで受け入れる。生活再建にめどがつくとみられる1年間、家賃や食費、光熱費など月額13万〜17万円かかる自己負担金を無料にする。被災地からの航空運賃の減免も航空会社と交渉しているとのこと。

「さわやか倶楽部」は2005年3月の福岡県西方沖地震でも、被害の激しかった玄界島(福岡市西区)の被災者7人を最長1年間、自己負担金を無料にして受け入れた実績を残している。「地震で窮地に立たされている被災者に、少しでも早く安心して暮らせる環境を提供したい」として、石川県長寿社会課に協力を申し出たと言う。

石川県長寿社会課によると、4月2日夜現在、避難者780人のうち65歳以上は507人。在宅で介護を受けてきたお年寄りが、避難所での生活が困難として、特別養護老人ホームなどに短期入所するケースが相次いでいるとのこと。同課は「現在のところ、移動負担の少ない県内の施設で対応できているが、今回のような善意の申し出はありがたい」と喜んでいる。

参照:読売新聞