介護・医療で給付対象拡大

介護・医療で給付対象拡大、生保2社、新商品発売

住友生命保険と第一生命保険は22日、それぞれ保険金の給付対象を広げる新商品を今春から発売すると発表。

 契約者へのサービス向上の姿勢を打ち出すことで、保険金の不払い問題などによる顧客離れを食い止める狙いがあるようだ。

住友生命が同日発売した「かいごケア」は介護特約の対象を従来から大幅に拡充した。介護の状態が軽い場合でも保障できるように改め、これまで「車いすが必要な状態」などと規定していた支払い対象を「松葉づえや手すりがあれば歩行できる状態」などと被保険者の状態を介護の必要性が軽くても保障するように改めた

すでに介護特約に加入している契約者にも4月2日以降、追加保険料なしで新要件を適用する。既存契約者を対象に条件を有利に変更するケースは珍しく、「顧客サービスの一層の充実を図りたい」としている。

第一生命は4月2日から医療特約「医のいちばん」を発売する。公的医療保険が適用される手術なら大部分を給付対象とするなど、給付条件を抜本的に見直した。これまで支払いの要望が多かった中耳炎やへんとう腺の手術などが新たに給付対象に加わる。

給付金額は、これまで手術の種類によって決めていたが、今後は「外来手術」か「入院中の手術」かを基準とし、契約者に分かりやすい内容に変更。

両者とも契約者側に脚をおいた内容に重きをおいている。

介護特約付きの保険など契約する場合、特に特約内容をよく読んで、もしくは担当の人に聞いて契約したいものです。



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