認知症予防に良いといわれる果物は?

認知症を予防しよう

人は、85歳まで生きれば4人に1人、120歳まで生きれば全員が
認知症を発症するといわれています。
これからの超高齢社会にとって宿命の病気であり、その進展とともに、患者が
急増しています。いまだ完治を望むことはできないが、認知症を取り巻く環境は
大きく変わろうとしている。
患者のQOL(生活の質)に配慮した介護・医療ができる時代となりつつある。

有効な予防法が模索され、根本的治療薬の開発を目指して国家的プロジェクトも
スタートしようとしている
そんななか米国人研究者による新しい研究報告によると、アルツハイマー病
(若年性老人性痴呆症)予防にリンゴ、バナナ、オレンジなどの果物を多く摂取
すると、有効であるという。

米「Journal of Food Science」誌最新号に掲載された米コーネル大学研究者の
研究報告によると、リンゴ、バナナ、オレンジの果汁が神経細胞に及ぼす作用に
関する研究で、これらの果汁に含まれるフェノール物質に抗酸化作用があり、
有害物質や毒素によって神経細胞がダメージを受けるのを防ぐことが判明した。

同研究報告によると、これら3種類の果物のうち、フェノール物質が最も多く
含まれているのはリンゴで、バナナ、オレンジの順に続くという。
これらの果物を普段からたくさん摂っていると、アルツハイマー病の予防に大変効
果的だと研究者は指摘している。

参照:北京週報