認知症を引き起こす「閉じこもり」

会社を定年退職などして、それまで会社を通じて社会と関わっていた人が、
定年を迎えほとんど外出もせずに家の中で生活をしている状態を専門家は「閉じこもり」と
言うそうです

体の状態や、心の問題、環境などが影響しておこるといわれ、高齢者の方の数%には
みられるそうです

年齢が進むと、行動範囲が狭くなり、人とのつながりが減り、社会的孤立へと向かうことが
多いと言えるそうですが、しかし一方で社会的つながりが多い人は、一人暮らしであるかどうか
はあまり関係なく、社会的なつながりが維持できるようです

ただし、この社会的つながりが乏しくなると認知症になるリスクが高くなると専門家の中では
言われています、それは、人間の大きな脳は、社会性と関わりのある前頭葉が非常に発達して
いるのが特徴で、体や脳を使わないでいると今まで培ってきた能力を低下させてしまうと
言われています。

意欲の低下という形ですでに認知症が始まり、「閉じこもり」がおきている可能性もあります

理由をつけてお稽古ごとをやめてしまったり、家事も今まではこまめにしていたのにしなく
なったりすると注意が必要です。

家族の会話、特に夫婦が、「めし」「風呂」「あれ」「それ」の会話だけで終わったり
一日テレビの前で終わったりしていないでしょうか?
散歩にでて、家の外の空気に触れることは重要なことですよ、
足腰が鍛えられるのはもちろん、にぎやかな子供達の声、ほのかな花の香り、季節の移ろいを
感じる木々の気配、新しい発見は脳を刺激し、日々の生活の潤滑油にもなります

天気の良い日には、夫婦で散歩に出ましょう