認知症と糖尿病との関蓮性が問われています

生活習慣病である糖尿病は認知症の危険をまします

厚生労働省によると糖尿病の患者さんはその予備軍の人も含め
全国で1000万人とのこと。糖尿病は自覚症状がないためつい放置
している人が多いようですが、糖尿病は放置しておくと、さまざまな
臓器に障害を起こす怖い病気と言われています。特に全身の血管が
痛むことから、血管を介していろいろな臓器の障害がおこってきます

認知症も糖尿病が原因で発病することもあるといわれています
脳梗塞(脳の血管が詰まること)や、脳出血(脳に出血ができる)
したりすることで、脳知機能が低下して、脳血管性認知症になるそうです

糖尿病とアルツハイマー型認知症の関係は、1990年代半ばまでは
ないと考えられていましたが、その後日本をはじめ欧米でもおおがかりな
臨床研究が、実行され近年その関連性が指摘されてきたようです

この臨床研究の中で有名なものは、日本の久山町研究と米国の
ロッテルダムスタディと言われています
ともに何千の追跡調査を行い認知症発症者が何人かを調べています
その結果、最近糖尿病はアルツハイマー型認知症の危険因子であると
いわれ、危険度は、糖尿病でない人の2倍程度に上昇するといわれています

さらに、インスリンを使う人はさらに危険度が上がると報告されています

糖尿病とアルツハイマー型認知症の関係は、第一に高血糖があげられるそうです
しかしまだまだ不明な点が多く今後の研究の成果をまたないといけません
私たち、患者の親族としては健康診断を受けて、糖尿病の検査、血糖値など
いつも把握しコントロールに注意が必要です

毎日新聞参照