高血圧と認知症の関係

新聞によると中年期の高血圧は老後認知症発症に関係が深いそうです


毎日新聞によると、2000年における循環器疾患基礎調査において、
日本人の30歳以上の男性約52%女性40%が高血圧(140/90mmHg以上)
という結果が出ています。
高血圧は、全身の血管に負担をかけ、動脈硬化を起こし、脳梗塞や脳出血を起こす
ことで、認知機能が低下して脳血管性認知症の原因になると考えられています。

高血圧とアルツハイマー型認知症との関係はどうか。
この問題に関して世界的な規模で臨床研究が行われており1990年以降に発表
された主要な論文から中年期および老年期の血圧との関連が明らかになっています

これによると中年期の高血圧はそのご、患者さんが年をとるにつれ認知症を
発症することに関連していると考えられています。老齢期の血圧180mmHg以上の
高血圧もしくは低血圧が認知症に影響すると考えられています。

このように血圧は常に管理して場合によっては内服薬により血圧をコントロールし
認知症を予防しましょう

新聞(毎日新聞)によりますと、降圧薬の内服で血圧を下げると、認知機能は改善
することが多いそうですが、認知症そのものの発症に関しては、確実なデーターがまだ
得られていないとのことです。

こんななか、一部のデータでは改善するというものも出ているようです。
認知症予防のために若いころから血圧を適正に保つように努力しましょう