認知症の早期に見られる置き忘れ、しまい忘れ

認知症の早期に見られる置き忘れ、しまい忘れ

大切な物をしまう場所は、大概の場合、皆さんは決まっていると思います。
乗り物の中で急に鳴りだした携帯電話がなかなか鞄の中で見つけることができず
音を消せずにあわてている人をたまに見かけますよね

置き忘れ、しまい忘れは、認知症の早い時期から比較的多くの方に見られる
症状のようです。特に、お金や財布、預金通帳といった大切な物は、大事なもの
だから気にかかり大事にしまい込み、大事にしまいすぎて、しまったところを忘れ
「どこに、しまったの?」と探しまわりやっと出てくると「もっとしっかり
しまわないと」とさらにわかりにくい場所にしまい込み、そのうちに「こんなに
物がなくなるのは、誰かが盗んでいるのでは?」「きっと誰かに盗まれたんだわ」と
周囲に疑惑を抱くようになり、みじかな人を犯人にして疑ったりして徐々に妄想が
激しくなります。

これが、認知症の「物取られ妄想」と呼ばれていて、この妄想は記憶障害によって
起こると考えられていると新聞に書かれていました

認知症にともなう様々な症状は、それまでの本人の性格や環境などの影響を
受けることが多くあるそうです。

日頃から、わかりやすく、きちんとかたづけておく工夫も、生活環境を
整えると言うことで重要なことですね