物忘れにはやはりメモを利用しましょう!!

認知症を理解するために記憶について少し書いてみましょう


認知症の「物忘れ」と、年齢とともに増えてくる「物忘れ」区別がつきにくい
性格や生活の仕方よっては、「昔からそんなもの」といわれてしまうことも

「記憶」には、意識して思い出させる記憶と、思い出せない記憶に分類されます
意識して思い出せる記憶は、さらに二つに分かれます。
ひとつは、「エピソード記憶」といわれる、いつ・誰と・何を・どうしたという記憶。
次のひとつは、「知識記憶」といわれる、知識として蓄えられる記憶があります

意識して思い出せない記憶は、技術のような「手続き記憶」と呼ばれる物があると
言われています。


エピソード記憶の障害


アルツハイマー病の初期には、特にエピソード記憶がうまく働かなくなり
生活に支障をきたします
どこに物を置いたのかを忘れ、やがて物盗られ妄想に発展する話は、まさに
エピソード記憶の障害による物です。同じ事を何度も尋ねたり、同じ物を何度も
購入したりすることも同様です。若い人が買い物でメモを見ながら買っている
人もいますが、メモを利用して日頃からメモを取ることにすれば、多少物忘れが
進んでもある程度買い物もうまくおこなうことができ、生活に支障はきたさない
ことが出来る。メモを書くことも良いのでは。

日頃から予防的な意味で、積極的に頭を使い、良い習慣を身につけましょう