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2007年12月 アーカイブ

2007年12月01日

家族で温かく見守りましょう

非難しないで、暖かく見守ることに徹してみませんか

家族、私の場合父が、軽度な認知症なので、特に今日のお話は参考になりました。
家族が同じことを何度も聞いてきていらいらいらしたり忘れたこと、あなたは責めていませんか
私の家族もそうですが、一日中一緒にいるとどうしても、責めてしまいます
攻めないとしても、強い口調になってしまいます。

親父と話をしていてもそうですが、認知症の人は、昔のことは本当に驚くほど
よく覚えています。しかし新しいことを覚えるのは、まったくの苦手です
お話によると、本人が、相手の話を真剣に聞いても、脳の障害により新しい情報を
頭にしまいこむ能力(記銘力)が損なわれているため、短期間にその記憶がなくなる
からだそうです。

本人が、物忘れを自覚できている場合もありますが、そうでないことが多く
同じ質問でも初めて聞いたように思っていることがほとんどで、家族の次のような
一言、「さっき言ったじゃないの」「もう忘れたの」これらの言葉が、自尊心を傷つけることが
あります。

このことによって、人は、とても怒りぽくなったり、思い出せないという焦りや不安が
高まり何をするのも面倒になったりします

しかし周囲の家族などの配慮があれば、症状が緩和することができると考えられて
います。認知症の方が同じことを聞いてきても、はじめて聞いたような顔をして
何度も辛抱強答えてあげたり、スケジュールなども直前に教えてあげたり
置き場所を忘れたのに「ものを盗られた」という場合は、否定せず、ひとまず
本人と一緒になって捜しましょう

家族のサポートで、認知症の患者さんを温かく見守るということで、認知症の進行を
遅れせてあげるのができるなら、気を長くもって認知症の方を見守りましょう
いま以上、認知症の症状が進まないようにするためにも

2007年12月08日

認知症で処方された薬飲み忘れてませんか?

家族で服薬の確認をしましょう

認知症でお医者様に処方される薬、服用することで進行を遅らせることができるそうです
過激な興奮を抑制する薬もあるそうです。しかし、これらの進行を抑える薬は、長期間服用
しないと効果が明らかにならないそうです

ただ、少し認知症が進行した方は服用を忘れることがあるようです、内の父の場合も、
母が、やかましく言わないと飲み忘れるようです。

軽い認知症の人は「自分は病気でない」と決めつけ服薬を拒否する場合もあるそうです

都会では、一人暮らしの高齢者が多く、薬の管理が難しく、渡された薬を服用していない
患者さんも多くいるようです、軽い認知症で、患者自身が病気であることを多少とも認識できる
場合、カレンダーに服薬のマークをつける習慣を身につけましょう。認知症が進みカレンダーに
マークをつけられない状態であれば、家族の方が毎朝、服用の指示や確認の電話をしたり
1〜2週間には1度訪問して、カレンダーどおりに薬が減っているか?などの確認をしてあげましょう

では、家族が遠方の場合は介護師の方に依頼するのよい方法ではないでしょうか

ITを使う方法もあります

最近では、インターネットが整備され、コンピューターが発達したことで、認知症の患者さん
の家にWEBカメラを設置して携帯電話をつかって患者さんの様子を観察する方法があります

電話の対応も不可能な状況であれば、一人で通院できないことが多く、通院および服薬
状況の確認のために介護者に依頼する必要があります。

ただ、介護師に毎日訪問を依頼するのは経済的に限界があります。近所どうしの協力が
必要です。近所のお付き合いは、大切にしましょう

2007年12月13日

ネットで脳トレができます。脳年齢まで計測できます

サイトタイトルは「Flash Fabrica」と言うんですが、Flash で色々なプログラムを
書かれています。やはり人気があるのは、最近話題の脳年齢テストのようです。

このサイトによると、アクセス順に
1位 脳年齢テスト01
2位 トイレットペーパー
3位 ジグソーパズル
4位 脳年齢テスト02
5位 脳年齢テスト03
となっているようです。

すべて無料で、提供されているとのことみなさんもチャレンジしてみてはいかがですか
わたしも
    ここ  ↓  脳年齢を計測してみました
http://flashfabrica.com/f_learning/brain2/brain02.html

一度目は、10歳も実年齢より上を表示され愕然!!
2度目は、集中してやってみると実年齢に、説明では20歳
ぐらいが表示されるのがベストとか、。。。。。

練習しかないでしょうね、みなさんもチャレンジして下さい

2007年12月14日

認知症予防には眠ることは大事だそうです。

睡眠を十分にとろう

睡眠は、健康のバロメーターと言われるほど、心と体の疲れをとるためには欠かせないものです
これは日内リズムを無意識にコントロールする体内時計の働きに支えられているとのこと

眠ったり、目覚めたりリズムは体内時計の働きに支えられているといえます。年を重ねることにより 体内時計の働きがどうしても悪くなります。こうなると精神的なストレスが引き金となって不眠症になりやすくなります寝不足が続くと、高血圧やうつ症、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を悪化させ、2次的に認知症のリスクが高まるそうです。

やはり睡眠は、大事なことなのでまずは、不眠症を防ぐ生活習慣が大事です。そのためには、昼間はなるべく外に出て十分に太陽をあびましょう。こうすることで日内リズムを調整するメラトニンというホルモンの分泌が促進され、夜間の睡眠が促進され、夜間の睡眠が改善されます。

不眠症の治療には体に光を照射する光療法を行っている施設もあるそうです。

また、昼寝を少しとることも不眠症を改善するためには良いようです。ただし昼寝の時間は、15時までに定期的に取ることで、夜間の睡眠の質が高まるといわれているそうです。
ただし、長すぎる昼寝は、逆効果を示します。注意しましょう昼寝の時間は30分以内が、効果的とのこと、昼寝だけではなく、起床時間を一定にしたり、就寝前のお酒をやめるとか、昼間の適当な運動が必要です。

昨年公表された厚生労働省研究班の調査班によると、適度な運動、栄養摂取、30分以内の昼寝をしたグルーとしなかったグループを追跡調査した結果、昼寝をしたグループは認知症の発症が低かったいう結果が報告されています。

しかしながら頑固な不眠症や深刻な昼夜逆転の生活は、薬物治療の適応になります。
早めに専門医の診察をお勧めします。

2007年12月22日

認知症予防にもやはり「笑い」が重要だそうです

「笑いに勝る良薬なし」

ストレスホルモンと呼ばれる副腎皮質ホルモンは、いつも悲観的で何事もマイナス思考
の状態でいると、ささいなことが心の負担となり、不安やうつ状態を起こすといわれます。
この状態に影響を受けやすく、免疫機能が低下し病気やうつ病にかかりやすくなります

この「ストレスホルモン」は記憶と密接tに関係している脳内の海馬に悪影響を及ぼし
記憶力低下の原因ともいわれています。そんな中、悲観的なものの考え方や心理ストレス
が認知症の危険を高めることが確認されつつあるようです

米国での調査では、心理的な苦悩の強い人はそうでない人に比べると、認知症の
前段階になりやすいという結果がだたそうです。
このことから、普段から楽観的で、いやな思いをせず楽しい生活を送ることが認知症の
予防になると考えられます。

あなたにあった、楽しみ方を見つけて、楽しく笑いのある生活を増やすことで
健康の維持につながるようです。昔から「笑う門には福゛来る」・「笑に勝る良薬なし」
と言われるように笑いは心理的重圧から解放され、自然とストレスを発散させる
ことができるようです。

「笑い」の効果効能については、解明がすすんでいないのですが、最近活発に
「笑い」の効果の解明が進んでいます。顕著に表れるのは笑うことにより「免疫効果」
が高まったり、脳血流が増加し脳神経の活動が活発になったという事例があるそうです

このように「笑い」は、認知症を防ぐ予防に大きな役割を果すのではという
期待がもたれています

2007年12月29日

認知症と糖尿病との関蓮性が問われています

生活習慣病である糖尿病は認知症の危険をまします

厚生労働省によると糖尿病の患者さんはその予備軍の人も含め
全国で1000万人とのこと。糖尿病は自覚症状がないためつい放置
している人が多いようですが、糖尿病は放置しておくと、さまざまな
臓器に障害を起こす怖い病気と言われています。特に全身の血管が
痛むことから、血管を介していろいろな臓器の障害がおこってきます

認知症も糖尿病が原因で発病することもあるといわれています
脳梗塞(脳の血管が詰まること)や、脳出血(脳に出血ができる)
したりすることで、脳知機能が低下して、脳血管性認知症になるそうです

糖尿病とアルツハイマー型認知症の関係は、1990年代半ばまでは
ないと考えられていましたが、その後日本をはじめ欧米でもおおがかりな
臨床研究が、実行され近年その関連性が指摘されてきたようです

この臨床研究の中で有名なものは、日本の久山町研究と米国の
ロッテルダムスタディと言われています
ともに何千の追跡調査を行い認知症発症者が何人かを調べています
その結果、最近糖尿病はアルツハイマー型認知症の危険因子であると
いわれ、危険度は、糖尿病でない人の2倍程度に上昇するといわれています

さらに、インスリンを使う人はさらに危険度が上がると報告されています

糖尿病とアルツハイマー型認知症の関係は、第一に高血糖があげられるそうです
しかしまだまだ不明な点が多く今後の研究の成果をまたないといけません
私たち、患者の親族としては健康診断を受けて、糖尿病の検査、血糖値など
いつも把握しコントロールに注意が必要です

毎日新聞参照

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