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2007年08月 アーカイブ

2007年08月04日

コムスン売却先についての予定はどうなるか?

2007年7月31日に、コムスンは介護事業の売却先選定の方針や日程を発表
これらを受け、日程等の問題で無理があるのではと第三者委副委員長がのべている

郷原信郎桐蔭横浜大学法科大学院教授は8月2日、「売却先の決定時期が、
コムスンが事業移行計画で示した9月上旬よりずれ込む可能性がある」と意見を言われた。

これらは同大コンプライアンス研究センター(東京・港)で2日に開いた記者会見で
明らかにしたものである。

郷原教授は会見で「在宅介護は47都道府県ごと(の売却先決定)で、わずか1カ月
ちょっとで決められるだろうか。24時間介護や障害者介護も含めてやってくれるところを
探すとなるとますます難しい」と述べられている。

思うに47都道府県ごとの実情にあった売却先を時間を掛けて決めるべきであり
全てが等しく1ヶ月以内に決めるべきではないと思う。


コムスンの7月31日の発表にともない居酒屋チェーン「ワタミ」の渡辺美樹社長は
1日午前、グッドウィル・グループ子会社の介護大手コムスン(東京・港)の施設介護事業の
買収に応募する方針を正式に表明

ワタミは1日、かねて提携を決めていた業界団体、『民間事業者の質を高める』
全国介護事業者協議会(民介協)に事業者の紹介を依頼したという

2007年08月18日

介護リフォーム事業開始。介護保険適用に必要な書類申請は基本的に経費以外は無料

千葉県在住の三希工房は、被介護者の負担軽減する介護リフォーム事業を開始した。

朝日新聞によると 三希工房(千葉市若葉区、)は、被介護者やケアマネジャーの負担を軽減するよう
住宅を改装する介護リフォーム事業を始めたとのこと

三希工房は、介護保険適用に必要な書類申請から設計、施工管理まで一括して引き受けて
介護リフォームの存在を認知してもらう事も目指しているという。

被介護者の中には、手続きなどが分からないために保険適用の介護リフォームを
受けていない人が意外と多いとか、また、申請などについても書類が煩雑で、どうしても
ケアマネージャーの負担になっているのを聴き申請用の書類は申請に必要な経費を除き、
無料で作成する、などして介護リフォームを広げることを目指すという

ここで少し介護リフォームの基本を知っておきましょう
介護保険では、介護のための住宅改修に最高20万円(1割自己負担)まで支給。
また、各自治体では、これとは別に住宅改修に対する助成金を支給している
ところもあります。これらをよく確認してから、リフォームプランを立てましょう。

住宅改修における公的補助は、手すりの取り付けやバリアフリーなどの工事により、
要介護の認定を受けた方の自立を助け、生活の質を高めることを目的としています。
住宅改修の支給限度額は、要介護度に関係なく最高20万円(消費税込)まで
つまり、リフォーム費用のうち、20万円分までは支給申請することができます。
ただし、その1割は自己負担となるため、実際の保険給付額は18万円までとなります。

また、住宅改修の給付は原則として、受給者1人につき、1回限りとなっていますが、
要介護度が3階級以上あがった場合や、転居の場合には再給付が受けられます。
また、20万円になるまで分割利用も可能となっています。

給付の対象となる住宅改修の例

  • 手すりの取り付け工事(玄関、階段、浴槽、トイレ、など)
  • 段差解消工事(敷居の平滑化、玄関のスロープの設置など)
  • 滑り防止などのための床材の取替え工事(畳、絨毯など)
  • 扉の取替え工事(引き戸、折り戸、ドアノブ交換など)
  • 洋式便器などへの取替え
  • 上記の住宅改修に付帯して必要となる改修
    (下地補強、給排水設備工事、路盤整備、壁・柱・床の変更など)
注意しなければいけないのは、すでに工事を始めた改造については、助成が受けられない
ので注意しましょう

2007年08月20日

コムスン問題、第三者委員会事業譲渡先を数社に選定し面談に

コムスンの事業譲渡先を選定しているコムスン第三者委員会(5人、堀田力委員長)は17日、
有料老人ホーム事業の譲渡先を最終的に応募のあった52社から数社に絞り込み、事務局の弁護士ら
が経営陣と直接面談したことを明らかにした。
厚生労働省などと意見交換し、月末までに譲渡先を決定することがわかった。

第三者委は当初、経営陣との面談はせず書類審査だけの予定だったが、東京都が審査基準が不透明と指摘したこともあり、経営者の法令順守に対する考え方などを事務局を通じて意識調査したようだ
また、分割譲渡される訪問介護事業には、最終的に252法人、延べ675件の応募があったという。都道府県ごとに数社に絞り込んでから経営陣と面談し、自治体の意見も踏まえて9月上旬に決める方針だとか。ただし、応募が多いため、決定は9月下旬までずれ込む可能性が高いのはいなめない。

2007年08月26日

コムスン施設事業の譲渡先決定したもよう。

コムスンの施設事業の譲渡先がやっと決まったようだ。
施設に入所している人たちは、これで本当に一安心なのであろうか?

今回の決定は、利用者側の立場に立って決められたのだろうか
我々は、まだまだ見守っていかなければいけないと思う

以下にこのニュースを知らせたものだ
訪問介護最大手コムスンの事業譲渡先を審査している同社の第三者委員会(堀田力委員長)が、
有料老人ホームなどの施設事業の譲渡先に、介護大手のニチイ学館を選定する方針を固めたことが
25日、明らかになった。27日に開く会合で正式に決める。

と、報じられた。コムスンは第三者委の決定を尊重し、親会社のグッドウィル・グループも
了承する方針という。売却価格は100億−200億円程度とみられ、コムスンは近くニチイと
譲渡契約を結ぶ。譲渡時期は11月ごろになりそうだ。ニチイは、コムスンが条件としていた
入居者に対するサービス水準の維持と従業員の雇用の継続などを受け入れる見通しだという。

コムスンが事業所指定の虚偽申請で厚生労働省から指定打ち切り処分を受けてから2カ月余り
がたち、同社は都道府県ごとに分割譲渡する訪問介護などの在宅事業についても9月中旬までに
譲渡先を決めたい考えとのこと。

約6万人の利用者に不安を与えた問題は、ようやく実際の事業譲渡に向け動きだしたが、
利用者の利便性、従業員の雇用問題がスムーズに解決することを切に願う。

2007年08月27日

介護保険料を過大賦課!

介護保険料を過大賦課 秋田県八峰町、295人に全額還付へ

秋田県八峰町によると、295人の18年度分介護保険料計約340万円を
過大に賦課していたことが24日、判明した。原因は電算処理ソフトの問題からで、
税制改正に伴う軽減措置の対象者が、指定どうりに対象から外れていなかったことが判明

町は9月定例議会で予算措置した上で、対象者に全額還付すると発表。

同日の議会全員協議会で、町が明らかにした。

何故、このような事故が起きたか?それは、政府の一定制のない介護政策にあるように思う
一昨年、高齢者の非課税優遇措置の廃止で介護保険料が増額されるケースが出てきたため、
国は18、19年度の2年間、激変緩和措置として保険料の軽減を実施している。

町福祉課によると、18年度の介護保険料賦課対象者は2968人。
このうち355人に緩和措置が必要だったが、実際に措置が講じられたのは60人だけだった。

ことし7月、本年度の賦課対象者をチェックした際、緩和措置対象者が337人と大幅に微意い 増えたことから18年度のミスに気付いた。という、そんなに多くない人口の町で、自分たちの
町の高齢者が把握されていない、それも1000人とかではない300人なのである。
この八峰町の世帯数は3192世帯、人口は9352人(HPによる)なのである。

そんなに規模も大きくないのに、対象者が、わからない電算機で出てきた
ものだけを対象にして、あとは気がつかない。何かおかしい。福祉課の職員は気がつかなかった
のだろうか?それともこれがお役所仕事なのだろうか。
早くわかったから良いものの見つからなかったら?
社会保険庁と何ら変わらないような気がする。ただ気づいてくれた職員がいてくれただけでも
まだまだすてたものじゃない。
最前線にいる行政の職員のみなさん住民のためによりよい行政サービス
おねがいしますね!!

インド式計算法が話題に

「インド式計算法」がベストセラーに

日本では、少し考えられない二桁の暗算、三桁の暗算を難なくこなす
インド式計算。九九でも日本では10の段はない、9×9で終わりである。
子供の頃、暗記をして、それぞれみんなとともにそらんじて覚えたものです

ところがインドでは、九九が100段まであるというのです!
そのことが今話題になりインド式の暗算が大人や子供にも流行っているそうです

「暗算しましょう 89×97=」などと「過酷な要求」の計算を楽にできるようになる、
という触れ込みの「インド式」の計算を扱う本が人気という。
子供だけでなく、「脳のトレーニング」として大人の間にも広がっているとか。

アマゾンのサイトで「インド式」と入力すると、計算関係の本がずらりと並ぶ。
上位24件中19件が「計算」関連で、うち上位10件はすべて「計算」もの。
「脳をきたえる インド数学ドリル中級編」「インド式秒算術」
「インド式計算練習帳」などなど。

例題を見てみよう。「89×97」、「インド式計算」関連本で最初期の07年3月に
発行され、20万部を売り上げている「インド式計算ドリル」の晋遊舎のサイトによると、

「100」から例題の「89」と「97」をそれぞれ引いた「補数」、
「11」と「3」が「キー数字」となる。
「11」と「3」の合計「14」を「100」から引くと「86」、ここまでが準備だ。
最後の答えは、「86」に「100」をかけた8,600に、
補数「11」×補数「3」の33を足した「8,633」という具合になる。

暗記については、日本では「9×9」までだが、インドでは「19×19」までとか。
世代によっては「30×12」までとか。
いずれにせよ日本より多くのケタまで暗記しているそうだ。
本では、二桁の暗記は前提とせず、いくつかの「工夫」によって簡単に計算できる
方法を紹介している。

あなたの、脳年齢は?
脳も鍛えれば鍛えるほど若返ると聞きます。
日頃の訓練が大事! 脳にあるたくさんの引き出しを上手に使って下さいね

2007年08月30日

信長や秀吉、家康も楽しんだ囲碁で、「脳トレ」に挑戦しませんか?

囲碁の「脳トレ」力に東京大学の頭脳が注目しているとのこと
きっかっけは、3年前にさかのぼるがこの夏、日本棋院理事長だった
加藤正夫氏が東京大学を訪ね、日本棋院と東京大学の連携で教養教育に
囲碁を導入できないかと提案したことだったという。

当時、加藤氏はプロの国際棋戦で日本勢が、韓国や中国などに押され
成績が芳しくないことに危機感を抱き、教育現場を通じ囲碁の普及と発展に
強い関心を持っていたという。

囲碁は、勝手に打つことはできず、基本を学び工夫を凝らし
ルールを重んじなければ成りたたないゲーム。
基本を学び、工夫する考え方は他の学問と同じといえます

東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく (光文社新書 309)には
 「状況を判断して、自分の責任で決断し、実行したことの結果に責任を持つ習慣がつく」
「見ているのに見えていないことがよくあることを、自覚させてくれる」
「欲張ると破綻(はたん)することを思い知らせてくれる」−。と記載されている

昨年10月に研究がスタートし、効率よく学ぶために開発された「東大方式」で
初心者の学生にルールを教えている。
「東大方式」とは
(1)最も小さい練習用の碁盤「6路盤」で「石埋め碁」と呼ばれるルールで打って囲碁の基本を学ぶ(2)9路盤で模範局を学び、布石の考え方を身につける
(3)「囲碁の心得」を言葉で学び、理解を深める−
のステップで習熟していくプログラムをいうようです。

信長や秀吉、家康も楽しんだ囲碁で、「脳トレ」に挑戦しませんか?

車山高原で『脳トレツアー』はいかがですか

日本商工会議所によると
脳トレツアーの新商品 JTBから販売中(茅野商工会議所など) (2007.8.29)とのこと
いよいよ旅行会社も「脳トレ」をキーワードに商品開発をされたようです
詳細は以下を御覧下さい

「『脳』を鍛えるきっかけづくりに、車山高原で『脳トレツアー』はいかがですか?」−。
茅野商工会議所(長野県)、諏訪東京理科大学、JTBヘルスツーリズム研究所で組織する
「蓼科高原集客拡大会議」が開発したプログラム「脳トレ旅行システム」を利用した新商品
「車山高原脳トレツアー」の販売がこのほど始まった。

旅行主催はJTB法人東京。
ツアーは、自然体験やウォーキング、脳に配慮した食事などが脳のトレーニングになることに着目し、
脳の若返りを実感するとともに、生活習慣病予防にも効果があるアンチエイジング型ヘルスツーリズム
として開発されたもの。

テレビ・雑誌でおなじみの諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授を中心に考案したツアー内容が
参加者に好評だ。新商品では、新たに「写真アルバムづくり脳トレ」を体験できるほか、
参加者には、日本テレビ系列の「おもいっきりテレビ」で有名な井上正子先生による
「脳にいい食事レシピ」も、もれなく付いてくる。
 詳細は、http://www.jtb.co.jp/healthtourism/news/pdf/20070813.pdfを参照してください。

脳の若返りは当然、生活習慣予防、自然体験、その上「脳にいい食事レシピ」までついてくる
『脳トレツアー』は、参加する意味大でしょ。

2007年08月31日

認知症予防に会話を楽しもう

認知症の防止には、会話が役立つそうです。

話し相手が多い人ほど、外出する機会が増え、またそこで新たな話し相手が
増える結果的に認知症の予防となります

しかし、現実的に高齢者が新しい、話し相手ましてや新しい友人を
つくることは、難しいことで、どうしても孤独になりがちです。

また、仮に友人が出来たとしても高齢の方は友人を病気で亡くしたりと
逆に寂しい思いもします。長く生きるほど友人が少なくなり、また年齢による
コミュニケーションギャップは相当にあるようです

新しい友人を作ることが困難な人は、昔からの友人、子供、孫などと
電話で会話を楽しみましょう。昔話をすることで過去がよみがえり脳が刺激されます
携帯電話を使うことも良いです。話すことで元気であることを知らせる証となりますから

最近ではテレビ電話やメールの交換などをすることで指先を使うことは脳に刺激を与え
よりよい結果になります

インターネットが普及しパソコンや携帯電話を使えば指先のトレーニングに
なります。毎週決まった曜日に、孫などに電話をすると決めておけば曜日に対する認識も
維持されると思われます

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